前々回に登場した、夫婦でシェアハウスに住む茂原奈央美です

 前々回に登場した、夫婦でシェアハウスに住む茂原奈央美です。アベタマエと一緒にシェアハウスに住みはじめて早7年。前々回、私自身の妊娠と、シェアハウスでの妊婦生活について寄稿したところ、賛否評論たくさんの意見をいただきました。様々な意見に「なるほどなぁ」と勉強させていただく一方で、私も初めての出産・育児なので、出産が近づくにつれ、不安な気持ちも出てきました……
そんな中、シェアハウスで子育てをしてことがあるという先輩ママ2人を発見!  この不安を解消すべく、早速相談に行ってきました。

 1人目は、現在は3人のお子さんがいる山下さん。1人目の妊娠が分かった時に、当時住んでいたシェアハウスのメンバーに「住み続けるのが難しければ、出て行こうかなと思っているけど、どうかな」と相談したところ「出ていく必要はない、そのまま育てたらいいじゃん」と言われたそうです。
2人目は、エイズ孤児支援NGO・PLAS代表理事で三児の母である門田瑠衣子さん。門田さんは第三子が生まれる直前までの10か月間、ママ友と2家族で1軒家をシェアしていたそうです。

http://www.mamegra.com/pgm/DIET/DIARY/102189/2038093
http://www.mamegra.com/pgm/DIET/DIARY/102189/2038091


 シェアメンバーが子どもに怪我をさせちゃったら? 
シェアハウスで子育てがしたいと言うと、一番いただいたのが「子どもが怪我をした時など、誰が責任をとるのか?」という心配の声。どれだけ気をつけていても、少し預かってもらったり遊んでもらったりする間に、子どもが怪我をする可能性はないとは言えません。そう言われると確かに不安…
「シェアハウスで子育てをするからということで、特別な保険や対策はしませんでしたよ。」と言うのは、山下さん。

 「同居人に子どもの世話をしてもらうのが前提ではなくて、あくまでも、夫婦や家族で責任を持って子育てをすることが大前提。その上で、信頼する人に子どもを託し合うことは、一緒に住んでいるということとは無関係で、あくまでもその信頼関係の上で成り立っているんだと思います」

 なるほど、シェアハウスという物理的な距離感は近くとも、子どもを預けるのは、家族や友人にちょっとだけ見てもらうのと感覚としては変わらないということですね。
「ただ、子どものことは予想がつかないし、個人差もあるので、定期的に住人には「なにか問題ない?」と確認をとって耳を傾けることはした方がいいですよ!」(山下さん)

 子どもができる前も「基本的には、自立した各個人・世帯が一緒に住んでいるだけで、甘えあうのではなく、でもお互い様でより豊かな生活をしている」という感覚だったのですが、子どもができたからと言って、あまり変わらないんだな、とちょっと安心しました。でも、「子どものことは予想がつかない」からこそ住人達に今まで以上に配慮し、意識的に意見を聞くようにしよう! と改めて思いました。

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